
本当の事を言おう。実はまだLOL Boysが本当に存在するのか、それともこれまでのパーカッシブ・ミュージックのあり方を根本から変えてしまう事を目的に作られたアンドロイドなのか分からないんだ。 ちょっとググってみれば彼らが過去数年に手がけたリミックスの幅広さに気づくはず。メインストリームのR&Bから定義しようもないくらい新しいドラムパターンを使ったまさに未来のダンスミュージックのアンセムと言えるような曲まで本当に幅広く手がけていることがわかると思う。
ではこの変わったミュージシャンはいったい誰なのだろうか?実在の人物か、はたまたインターネットが自ら意思をもって作り出したダンスミュージックの架空のシンボルなのか?
ウェブベースでの活動を続けるミステリアスな2人組が、影響を受けた音楽、今後の活動、Dr. Dreへの思いを語ってくれた。さらに君がこれまで絶対聴いた事ないこと間違いなしの本当に素晴らしいクラブミュージックのミックスを作ってくれた。
Interview by Brendan Arnott (太字)
知らないヒトのために一応教えてほしいんだけど、LOL Boysって誰?どういうきっかけで一緒に音楽を作り始めたの?
もともとは音楽に関する掲示板で出会ったんだ。お互いの音楽のテイストがすごく合うから、一緒にリミックスコンテストに出たらどうかなと思って試してみたんだ。そしたらすごく良いものが出来たから、そのまま続けてみることにしたんだよね。だからインターネット上の存在というのがLOL Boysのコンセプトになるかな。ネット上で素材のやりとりをして、ヒトとは違うことをする。これはまだ継続中のコラボレーションなんだ。たまに同じ部屋でビートを作ることもあるけど、普段は2000マイルくらい離れ離れの関係なんだ。
そうだね。それが二人のユニークな点だと思うんだよね。一人はMontrealに住んでいて、もう一人はLAに住んでいる訳だけど、お互いの音楽性について行くのは大変じゃない?例えば一人がクラシックバレエの音楽のリエディットにはまって、もう一人がトライバル好きになってたりなんて事はないの?
音楽の好みを決める上でネットの影響がすごく強いから実際に住んでいる場所はほとんど関係ないんだ。気がついたら同じような趣味になっていて、それが理由で一緒に音楽制作をすることになった訳だし。
LOL Boysにとってはやっぱりインターネットがその存在の中心にあると思うんだけど、その意味でLOL Boysのウェブサイト
hot-tropic.comはかなりシンボリックな存在じゃない。そこで、このサイトについてもう少し詳しく説明してくれない?まるでアシッドでオーバードーズになった後にネット地獄にいったようなサイトだけど。
うーん、そうだな。僕らの名前は “LOL Boys”だろ。つまりそれって僕らがインターネット的な何かを反映しているって事だと思うんだよね。サイトについて言えば、これはGeocitiesとかAngelfireとか、もはや存在しなウェブページへのトリビュートなんだ。まだ完成には程遠い出来だけど、僕らの音楽をこのサイトから聴けるようになるのもそう遠い未来の話ではないと思うよ。あとは暇なヒトが暇つぶしをできるようなサイトが出来ればと思っていて、完成した段階ではそういう目的も達成できると思うよ。
ウェブサイトの目的が自分たちの音楽をアップするためじゃなくて、GIFファイルを並べるためにあるという点が特に好きだな。すごくミステリアスなイメージを醸し出していると思うよ。
そうだね。俺らは世界で一番まじめって訳じゃないけど、音楽に関してはマジメだと思うよ。でもLOLするのが好きだし、楽しむことも大好きだけどね。
これまでLOL Boysのサウンドを表現するのに「UntoldとSound Pellegrinoが飛行機事故で乗り合わせたようなサウンド」と言う人が居たけど、自分達の音楽を表現するとどうなるかな?
難しい質問だな。まず自分達が聴いていいと思えるものを作るのが一番の目的だけど、過去数ヶ月で音楽はものすごい進化を遂げているから、新しいアイディアやサウンドから影響を受けずに居られないのは難しいよ。二人ともディガーだし、僕らの音楽はいろいろな音楽のメレンゲ(融合)みたいなものと言えるかな。UntoldもSound Pellegrinoも皆の耳を、新しくて今までとは違う音に開かせるのに大きな役割を果たしている人たちだから彼らと比較されるのはとても光栄なことだよ。
二人が受けた影響について考えてみると、二人とも所謂’’blog house’’ブームの時に違う名前で活動していたと思うんだけど、当時を振り返ってみて今どう思う?
当時は何かを試すとすぐにフィードバックがもらえた期間だったね。当時を振り返ってやべーって思うことも出来るかもしれないけど、あの時にいろいろと試すことなしには今の自分達はいない訳だし。プロデュースの仕方を学ぶこともできたし。
Blog Houseの時代から2010年初頭に目を向けてみると、もう音楽をカテゴライズするのは不可能と言えるくらいの状況になっている気がするんだ。”hyperbass’’とかchillwave” とか生まれては消えていくジャンル名もたくさんあるし。こういう状況についてどう思う?音楽の流れが速すぎるとか思ったりする?それとも音楽の進化を表しているのかな?
本当に良い音楽はそれにどんなジャンル名やタグが付けられようが残っていくと思うんだ。それに僕らはカテゴライズしづらい音楽ほど好きになる傾向があって、いろいろな影響を受けているという事を示しているからなんだ。思うに、僕らはインターネットが当たり前にある環境で育った始めての世代で、音楽について知りたい情報はすごく簡単にアクセスできる環境になったんだ。同時にいろいろな音楽に影響を受けやすい環境になったという事でもある。トレンドというものはいつの時代もあったけど、情報にアクセスするハードルが下がったことで、トレンドの移り変わりが速くなったということは言えるんじゃないかな。
LOL Boysの音楽的な目標は何?プロデュースに際して、目的や方法論ってあったりするの?ヘッドフォン向け、それともクラブ向け?
その両方だね。とにかくいい音が出る音楽ということに尽きるかな。ただ僕らはよくクラブに遊びに行くし、DJの友達も多いからクラブシーンからの影響は大きいと思う。でも同時にドライブ中だったり、ラップトップでプレイしたり、アートをやっている時や勉強している時、自転車乗っている時、とにかく友達から離れて一人になりたいときに聴いてもらえるのもうれしいかな。
2010年の音楽シーンを代表する音をひとつ上げるとすると何?例えば「2010年はボンゴとエモステップの年」とか。“joystep”, etc. etc)
2010年は音楽に「心」を取り戻した1年だったと言えるかな。フィジカルな部分が強調されるようになったし。わかるだろ。ダンス、パーティー、ジャンプ、フィストパンプ。一方で、2010年のダンスミュージックシーン、特に僕らがいるシーンは、もっと知性に訴えるような側面も強くなってきたと思うんだ。2010年全体がそういう傾向にあると言うつもりはないけど、僕らの周りの人たちはそういった方向に向かっていると思う。
今の音楽性を追及するきっかけとなったレコードを3つあげるとすると何?
Dr. Dreの “2001” のCDRを7th grade Algebraのクラス中に売ってくれたTim Longielに感謝してるよ。
現在の「僕らがいるダンスミュージックシーンが何と呼ばれようとも」という状況はBurial’s “Untrue”無しではありえなかったと思う。友人の一人であるJamie Acid Girls が言ったんだけど、「僕らはポストBurialの世界に住んでいるんだ。」ツイストされたボーカルはこれまでいくらでも存在したけど、Burialのそれとは違うんだよね。Burialこそダンスミュージックのルールや基準をぶち壊した一番よい例だよ。僕はルール無用の音楽が好きだし、聴いていてちょっと聴きづらいぐらいのものが好きなんだ。えっと、本題に戻るとLots of those old dipset beats。MORTAL KOMBAT。。。Tevin Campbell。。。Dre。。。そうだ、3つだったね。90年代中盤のrap and r&b, Timbaland & ダンスマニア
これからすぐに注目されそうなアップカミングなアーティストを挙げると?
Dubbel Dutch, Bowly, Glass Actor, Stalker, Girl Unit, Distal, Erick Rincon, Delivery, Brenmar, Pipes, Camo UFOs.
Palms Out Soundsからリリースが予定されている新作について簡単に紹介してくれる?これまでの作品と比べるとどの変が変わっているの?
これは僕らの始めてのオフィシャルなリリースで、暫くの間温めていた作品をついに完成させてリリースすることができるようになったんだ。夏の終わりにぴったりなサウンドになると思うよ。
Mixpakにはどんなコラボレーションを期待する?
MixpakはDJ Nateと仕事すべきだよ。シカゴ出身の若いプロデューサーなんだけど、チョーやばいフットワークトラックを作るからね。
おおっ、すごい反響だな。実はNGUZUNGUZUとBok Bok も同じくDJ NateとMixpakのコラボがみたいって言ってたんだよ。
そうだね。誰か彼をゲットすべきだよ。まだオフィシャルのリリースはしていないと思うし、もし間違っていなければ。このトムトムのシンコペーションはかなりやばいよ。パーカッションのテクがすごいからもう誰も追いつけないくらいだよね。
LOL Boysにとって成功とは?
ケンタッキーの農場にいる12歳の女の子と、メキシコシティーでビールを飲んでいる43歳のオヤジの両方が僕らの音楽を楽しんでくれたらそれは僕らにとって成功と言えるかな。あと、つまらない答えかもしれないけど、やっぱり人々が僕らの音楽に深くかかわってくれたらウレシイね。まあこれはすべてのアーティストに共通することかもしれないけど。
ありがとうございました!LOL Boysのexclusive Mixpak mixをここからチェックしよう!
LOL Boys Exclusive Mixpak Mix (Direct Link)
Tracklist:
1. James Blake “CMYK”
2. Ramadanman “Glut”
3. Dubbel Dutch “Fool in you”
4. Jay Weed “The Naos”
5. Bowly “Tarot Drums”
6. LOL Boys “w8ing2xhale”
7. LOL Boys “Spiral Staircases”
8. Roska “Squark”
9. Greyman “Funk The Groove”
10. LOL Boys “Unemployed”
11. Dooze Jackers “We Love Moogie (Canblaster Remix)”
12. DJ Icon Audioadiccion “Tribal Kid”
13. DJ Erick Rincon ”Magdalena”
14. DJ Mouse “Amantes De La Waracha”
15. DJ Manuel Palofox “Canto Africano”
16. Makency DJ “Chiketere”
17. Expendable Youth “Cannabalistic (LOL Boys Remix)”
18. DJs Del Futuro VIP ”Fiesta by White Band”
19. Them Jeans “Balloons (LOL Boys Remix)”
20. Rovalrio “Exotix Drumz”
21. Distal “Grape Donut”
22. Uproot Andy & Geko Jones “Manuelita Remix”
翻訳: SHO
タグ: Bowly, Brenmar, Camo UFOs, Delivery, Distal, Dubbel Dutch, Erick Rincon, Girl Unit, Glass Actor, LOL Boys, Pipes, Stalker
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