
DJ Gina Turnerの何が好きかというと、その音楽的な柔軟性。彼女は、クラシックなハウス・サウンドと新しいマテリアルを違和感無くブレンドすることができる。ブログでフックアップされるたぐいの現在進行形の流行りモノだけをかけるのは避けて、ダンス・ミュージックの今を作り上げてきたような、深夜4時のベースメントを揺るがす忘れられたあの曲この曲を、うまく織り込んで、セットを組み立てているのだ。
2010年は彼女にとって素晴らしい年になりそう。なんといってもSound Pellegrinoからの、多文化ダンス・ユニット、Nouveau Yorican名義でのシングルがとても高い評価を得ているし、CD-J二台だけでライヴで一発録りされたMorena Mixも、評判だ。
ちょっとしたパワーゲームの末、二枚目となるNouveau Yoricanのシングル”Jackit”も、間もなく、5月27日にMixMash Recordsからリリースとなる。Drop The LimeやTony Senghoreなど、リミックスも強力。
そんなGinaに、ダンス・ミュージックの過去、現在、そして未来について聞くことができたので、以下ご一読のほどを。ニューヨークのセクスプロイテーション・ブランド、HellzBellz のためのフリー・ミックスも、あわせてどうぞ!
Questions by Brendan Arnott (太字は質問文).
Teki Latexはあなたの直近のリリースについて、「アジア人のダッチ・ハウス・マスターや、ニューヨークとロスを往来するシシリア人とラテン系のハーフの目や耳を通じて見たニューヨークのプエルトリカンの芸術的なアイデンティティ」などと評しつつも、最後に「?」マークつきで、要するにどう表現していいかわからなかった、ということだと思うんだけど、自分としては、このサウンドを、どういうふうに名づけるつもり?
そうね。ニューヨーカーとして生まれ育ったら、メルティング・ポット的な環境におかれるのは自然のことよね。BoriquaをLukeと一緒に制作したとき、私は自分が育ってきた環境、つまりNYのハウス・シーンでインスパイアされたもの全てを持ち込んだつもり。ラテンとミックスしたジャック・サウンドとか。あとはアンダーグラウンドと大バコ系との橋渡しになるようなものを作りたかった。それはNYで普通のことなんだけど。
2010年のいま、レコード・レーベルが正しい形で生き残っていくためにしなければならないことを3つ、あげてほしいのですが。
面白いことを聞くのね。何か最初の質問に戻るみたいだけど、ジャンルに囲い込めないようなトラックを作って、オーディエンスのマインドを新しいほうに、これまでと違うほうに、開いていくのが、大切なんじゃないかしら。音楽って、ボーダーレスに作らないと。個々のトラックも同じ。違うジャンルの人たちが、いろんな場面でスピンできる曲っていうのが、一番面白いわよね。例えば、Crookersもかけられるし、Derrick Carterもかけられるし、はたまたSteve AngelloItもかけられるし、みたいな。”La Mezcla“とか、そういういい例なんじゃないかしら。
あと、レコードやmp3を買うときとかDJセットを考えるときとか、寿命の長そうな曲を、選ぶわね。どのセットでもかけられて、飽きの来ないものを。寿命の長いレコードを作ること、それがレーベルにとって生き残っていく秘訣じゃないかしら
最初のDJ経験について教えてください。どんな場所で、どんな感じだったとか。
ラジオ局だったわね。自宅や友人宅のベッドルーム以外では。ラジオを通じて、何千ものリスナーと接してはいたけど、実際に彼らを見たことは、なかったの。だから、実際のクラウドを前にして、っていうのは新しかった。でも昔からダンスもやっていたし、根っからのパフォーマーだから、スイッチを切り替えるのは難しいことではなかったわ。
2010年の予定は?ソロもあるの?
もちろん!ソロ作品も、リリースしていくつもり。DJs Are Not Rockstars レーベルから。Nouveau Yoricanの作品も、たくさんあるわよ。次は5月にMixmashからね。Drop the Limeの新しいシングルのリミックスもやったの。それはTrouble & Bassからのリリースね。
2009年を振り返ってみて、よかったことと悪かったことを教えて?
毎年が新しい経験の連続だから、そういう点では常に前向きに生きてるけど、あえてひとつだけ残念だったことを挙げるとしたら、Adam Goldstein、DJ AMの訃報かしら。人間としても、DJとしても、本当に素晴らしい人だったわ。
この先10年でダンス・ミュージックはどうなっていくと思う?展望を聞かせてください。
色々と変わっていくとは思うけど、最初のころと同じようにマジカルでエキサイティングな音楽であり続けるとは思うわ。
どうもありがとう、DJ Gina Turner。Nouveau Yoricanとしての新しいEP “Jackit” は5月27日、MixMash Recordsからのリリース。下記リンクからGinaのHellz Bellzミックスのダウンロードも忘れずに!
DJ Gina Turner – Bad Girl Hustle Mix For Hellz Bellz (sendspace link)
Tracklisting:
Booka Shade – Bad Love (Tim Green Remix)
S H D W P L A Y – Donde After (Edu K Remix)
Cubic Zirconia – Josephine (Egyptrixx Dub)
Rihanna – Rudeboy (Damo Walsh Rubeboy Thym Mix)
Kaduukradio – Discops
Two Without Hats- Storm Layer
Cassius – Feeling For You (Les Rythmes Digitales Short Remix)
Analog People In A Digital World- Rose Rouge (Vocal Edit)
Palmez – Black B (David Jones Remix)
D. Ramirez, Matt Tolfrey – Bounce To Me (Lauhaus Remix)
India – I Can’t Get No Sleep (MK Dub)
Marcashken, Matt Tolfrey – Babygirl (DC’s Nu-Vo Rub)
Nouveau Yorican – Boriqua (Douster Remix)
Oliver Twizt ft.Maluca – Loca
Darius Syrossian, Nyra- Luis Conte
Pizetta – Klezmer Feat. Reagadelica
Dj Gina Turner & Dan Oh – Cane Che Abbia Non Morde (Flinch Remix)
Nouveau Yorican – Boriqua
Nouveau Yorican – Jackit
Marc Romboy, Stephan Bodzin – The Old Alchemist
Wolfgang Gartner – Latin Fever (DJ Gina Turner Remix)
Beyonce – Diva
Benga – Crunked Up
DJ Tonka – Old Skool
Shakedown – At Night (Mousse T’s Feel Much Better Remix)
Moby- Wait For Me (Laidback Luke Remix)
翻訳:KNAK28.
タグ: DJ Gina Turner, Drop The Lime, Mixmash, Nouveau Yorican, Tony Senghore
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